アオリ(カメラ・ムーヴメント【camera movements】)
写真・カメラ関連用語集 素材写真集◆自然の煌き◆
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アオリ(カメラ・ムーヴメント【camera movements】)とは、レンズの
光軸(垂直であり、かつ中心が一致している)とフィルムなどの感光面を
意識的にずらしたり傾ける手法。
一般的なカメラはレンズの光軸と感光材料の中心は垂直に置かれている。
通常、アオリにはレンズと感光材料との平行を狂わせる方法(上下
平行移動のライズ、フォール、左右平行移動の シフト)と 、
レンズと感光材料を平行に移動させる方法(前後に傾ける ティルト 、
左右に傾けるスイング)がある。
これによって、被写体の遠近感歪み(パースペクティブ・ディフォルメーション
【perspective deformation】)を補正できます。
建物の商業用写真や建築用写真などで、用いられることが多く、
高層ビルなどを、地上付近で撮影した場合、上に行くにつれて
小さくなって写るが、カメラ本体を水平に構え、レンズボードを
上方向へシフトすることで、垂直線が平行のまま建物全体の
撮影が可能となる。
被写体が並ぶ面と焦点面の中間に、延長線が一致するように
レンズボードを傾けることで、斜めの被写体に対して広範囲に
焦点を合わせることもできます。
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