ホワイトバランス【white balance】
写真・カメラ関連用語集 素材写真集◆自然の煌き◆
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ホワイトバランス【white balance】とは、 デジタルカメラが搭載する、
色調補正の機能である。
WB【White Balance, Color Balance】とも表記される。
太陽光、白熱灯、蛍光灯、フラッシュなど、さまざまな異なる色温度の
光源の下でも、同じに見えるように色調の違いを補正する。
光源の種類(太陽光・白熱灯・蛍光灯など)が代わっても、人間の目は、
物体の持つ固有色を比較し順応するため、白は白、赤は赤として
認識され、光源の違いによる色調の違いはそれほど気にならない。
しかしデジタルカメラでは、光源の違いが色の違いとなって現れ、
目で見る色調と撮影した被写体の色が変化してしまう。
これを補正してくれる機能をホワイトバランスと言う。
デジタルカメラでは、ホワイトバランスを自動調整するほか、
撮影者の意図で調整することもできる。
ホワイトバランスには以下のような種類がある。
オートホワイトバランス【auto white balance】、
プリセットホワイトバランス【preset white balance】、
マニュアルホワイトバランス【manual white balance】である。
オートホワイトバランス【auto white balance】とは、カメラが自動的にホワイトバランスを補正する。
さまざまな光源が持つ異なる色温度の違いを自動的に判断し、
できるだけ同じ色調で自然な色味で撮影しようとする。
機種によっても異なるが、オートホワイトバランスでは
その光源の持つ色味を残しつつ、
適正な色状態に再現するという方向性がある。
プリセットホワイトバランス【preset white balance】とは、あらかじめ光源を選択し、 ホワイトバランスを補正する。
晴天や曇天、日陰、太陽光、、白熱灯、蛍光灯、エレクトロニックフラッシュ光など、あらかじめ用意されている色温度設定を、
その状況に合わせて選択し、適正な色再現を行う。
マニュアルホワイトバランス【manual white balance】とは、ユーザーが自由に
ホワイトバランスを設定できる。
撮影対象から一定の色基準(純粋な白色もしくは18パーセントグレー)を測定・取得し、より正確な色再現を図る。
プリセットホワイトバランスは、多くの場合で役に立つが、
プリセットで設定されたものとは色が微妙に異なっている場合もある。
また、複数の光源が混在しているミックス光下ではプリセットがうまく働かず、色がちゃんと出ないことも多い。
このような場合はマニュアルホワイトバランスを利用すれば大きな効果を発揮してくれる。
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